うみうしの下書き ~清書はこれから~

今日中に下書きします、先生!

Poronkusemaというフィンランド語に思いを馳せる

世界には、他の言語に言い換えることができないその言語特有の言葉が存在します。その1つが、"Poronkusema"です!

 

1.Poronkusema

"Poronkusema"とは、「トナカイが休憩なしで疲れず移動することができる距離」という意味のフィンランド語です。「ポロンクセマ」と読みます。Poronkusemaは、約7.5㎞らしいです。結構な距離ですね!

 

今回は、"Poronkusema"という言葉から、フィンランドの文化や環境について考えていきたいと思います。

 

2.日本語では誕生し得ない言葉

この"Poronkusema"という言葉、日本語で相当する言葉がないのはすごく自然なことだと思います。理由は簡単です。日本には、トナカイがいないからです。

 

"Poronkusema"って、トナカイが身近に存在する状況にこの言葉の起源がありますよね。トナカイがいなかったら誕生しない言葉です。トナカイがいない日本ではトナカイが休憩なしで移動できる距離なんてどうでもいいですし、日本人にとってはトナカイってサンタさんといるあの赤鼻の?くらいの認識ですよね。日本での生活では、昔も今もトナカイはいません。

 

言葉というのは使う必要があるから存在するのであって、使われない言葉はそもそも誕生すらしないと思うので、"Poronkusema"に相当する日本語がないのは当然のことということです。

 

3.身近にトナカイがいる生活

"Poronkusema"という言葉があるということは、フィンランドの人にとってトナカイは身近な存在なのではないでしょうか。今もトナカイと住んでいる人は少数派かもしれませんが、日本人よりはフィンランドの人の方がトナカイに馴染みがあるそうだなと推測できます。

 

そういえばサンタクロースが住んでいるのはフィンランドでしたね。みなさんご存知の通り、サンタさんが乗るソリを引いているのはトナカイです。そこに"Poronkusema"という言葉同様、フィンランドの文化を感じます。馬でも犬でもなく、トナカイ!トナカイが身近にいるからこその発想ですね。

 

もしサンタさんが日本人だったら、トナカイの引くソリではなく牛車に乗っていたかもしれません。(平安貴族)

 

4.トナカイと移動していた?

"Poronkusema"という言葉があるくらいですし、荷物を運んだり移動したりする時にトナカイを使っていたんでしょうか。ちょっと調べてみて知ったんですが、フィンランドにはサーミ族という遊牧民がいるんですね。トナカイの角や毛皮で生活用品を作ったりして、トナカイと密接に関わって暮らしているようです。

 

話す言語はフィンランド語ではないみたいですが、サーミ語にも"Poronkusema"のような言葉があってもおかしくないですね。トナカイと暮らす遊牧民だったら、"Poronkusema"に相当する言葉を使う機会がたくさんありそうです!トナカイと移動するならやはりトナカイの調子に合わせる必要があって、トナカイが休憩なしで移動できる距離は重要なことだと思うので。

 

かつては多くのフィンランド人もこのような生活をしていて、そんな生活の中で"Poronkusema"という言葉が生まれたんじゃないかと思います。

 

5.便利な言葉

日本人の私にはPoronkusema=約7.5㎞と言われてもピンときませんが、トナカイに馴染みのある人にとっては分かりやすくて便利な言葉なんじゃないかと思います。感覚と経験でピンとくる感じです。昔のトナカイとの暮らしの名残を感じますね。この言葉、今も使われてるんでしょうか…。

 

日本語には、こういう言葉はないですよね。もし日本人が遊牧民だったら、"Poronkusema"のような言葉があったかもしれません。

 

うみうしの一言

いやぁ、言語って面白いですね!

 

だいぶ前に、"Waldeinsamkeit"というドイツ語と、翻訳できない日本語についての記事も書いたので、こちらもぜひ読んでみてください!

 

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