うみうしの下書き ~清書はこれから~

今日中に下書きします、先生!

10年間毎日かかさず書いた日記を全部捨てた話

タイトルだけ見て誤解されたくないので書いておきますが、日記を書くことを否定した話ではありません。日記を書くのも読み返すのもおすすめです。ただ長年書き続けた日記を全部捨てるとこんな心境になるよっていうのを書いています。

 

私は、高1の春に日記を書き始めました。どうして書き始めたのかは覚えていませんが、毎日の出来事や気持ちを文字にして残しておきたいとか、高校に進学したから新しいことを始めようとか、そんなありがちな理由だったかと思います。

 

1.日記の内容

高校生の頃は、部活や好きな人のことをよく書いていました。好きな人の話は、たぶん今になって読み返したらすごく恥ずかしくなるだろうなぁと思います。大学生の頃に読み返した時にも、これはあかんってなりましたし。あまり他人には読まれたくない本音も書いていたんですよね。

 

そして大学生になってからはネガティブなことをよく書いていたので、これもまた他人に読まれると困る日記帳になっていました。そんな感じで1年にノート1冊分、日々のことを書き続けて、気づいたら他人に読まれたくないノートが10冊になっていました。

 

2.潜在意識

日記を書き始めて10年経った頃に、私は統合失調症になりました。統合失調症は、抑うつ状態になったり妄想や幻聴などの症状が表れる病気です。私も妄想にとりつかれたりしていたんですけど、その時家族に日記帳を勝手に読まれる妄想をしていました。それで後になって、私は心のどこかで他人に日記を読まれることを恐れていたんだと気づいて、日記帳を捨てるということが選択肢として思い浮かぶようになりました。

 

でもこの時は、まだ迷いがありました。やっぱり10年もこつこつと書き溜めたものなので思い入れがありましたし、捨てるのはもったいない気がしていたんです。結局捨てることができなくて、とりあえず保留ということで、引き出しの中にしまったままにしていました。

 

3.捨てることを決意

よし、捨てよう!と思ったのは、統合失調症が再発した後のことです。再発したのは、病気が寛解した後に再就職して、仕事が忙しいのにかまけて薬を飲まなくなったのが原因です。完全に自業自得でしたが、日記帳の処分について考えるいいきっかけになりました。この先何があって薬が飲めない状態になるか分からないので、万が一再発した時に足かせになりそうなものを少しでもなくしておこうと考えて、日記帳10冊を捨てることにしました。

 

4.日記帳捨てたよ、お母さん!

そのままの状態でゴミに出すのは気が引けたので、ノートを分解してシュレッダーをかけてゴミ袋に入れていきました。せっかく残した思い出を捨てることになるので寂しい気持ちがありましたが、過去を切り捨てることを体現しているような感覚もあって、清々しくもなりました。10冊全部シュレッダーにかけてゴミ袋に入れ終わった時はすっきりして、生まれ変わったような気分でした。

 

日記帳を捨てたことに全く未練がないかと言われたら嘘になりますけど、日記帳を捨てた頃から不思議と気持ちが上向くような出来事が続いたので、捨てて良かったのかなと思います。やっぱり言霊ってあるんですかね。日記帳に良くないものが溜まっていたのかもしれません。

 

うみうしの一言

日記でも何でも、長い時間をかけて積み上げたものを崩してしまうのは勇気がいりますけど、未来のために思い切って一度リセットしてみることを選択肢の1つとしておいてもいいかもしれません。とは言っても、人間はリセットしても完全に真っさらになることはありませんよね。日記帳を捨てることはできても、日記を書いた事実や過去の記憶は消せません。

 

それじゃあリセットする意味ないじゃんと思うかもしれませんけど、リセットしきれずに残ったわずかなものから新しいものを生み出していくことこそ妙手だと思います。私も頭の中に残った経験を大切にしつつ、それを生かして新しいことに首を突っ込んでいけたらいいなぁと考えています。

 

www.umiushi-shitagaki.com