うみうしの下書き ~清書はこれから~

今日中に下書きします、先生!

おもしろい!翻訳できない日本語

久しぶりに本屋さんをぶらぶらしていたら、おもしろい本を見つけました。「翻訳できない世界のことば」という本です。

 

その言語特有の言葉で、他の言語に置き換えられないものが紹介されています。その中に、日本語の言葉もありました。

 

1.侘び寂び

これは翻訳できない日本語の筆頭ですね。私は翻訳以前に「侘び寂び」を日本語で説明することもうまくできないですが…。

 

広辞苑によると、閑寂な風趣のことだそうです。不完全なものに美を見出す感じですかね。枯れた草木とか、ヒビが入った茶碗とか。たしか華道の次期家元の方が、花や木の枯れた姿から枯れる前の姿を想像して、そこから美しさを感じるとか言っていたような…うろ覚えです、はい。

 

自然の良いところとも怖いところとも向き合って生きてきた日本人だからこそ、持つようになった感性だと思います。この繊細な感じは外国にはなさそうですよね。

 

2.木漏れ日

枝葉の間から洩れてくる日光のことです。この言葉が翻訳できないのは驚きました。てっきり外国にも「木漏れ日」に相当する言葉があるものだと思っていました。

 

外国は、夏の太陽の眩しい光も春の優しい木漏れ日も、sunshineみたいな一緒くたな言葉で表すんですかね。

 

1つの分野の言語のカテゴリーの仕方で、その言語の文化や習慣が分かりますけど、「木漏れ日」からは日本人の自然と密接に関わって愛でる文化が表れていると思います。太陽に関する言葉だと、「木漏れ日」の他に「日光」や「日差し」という言葉もありますし、細かくカテゴライズされているということは、それだけ日本人は太陽を意識しているんでしょうね。農耕文化ですし。四季がはっきりしているのも関係ありそうです。

 

3.ボケっと

精神的な緊張を解いて、何も考えずにいるさまのことを言います。これも意外ですよね。外国の人だってボケっとする時があると思うんですけど、「ボケっと」に代わる言葉がないのは面白いです。

 

せかせかしている現代の日本人が、ボケっとしていることを良く思わなくて生まれた言葉なのか、昔の日本人が今よりのんびりしていて、何もしない時間が多かったから生まれた言葉なのか、それとも他の由来があるのか…。

 

何にしろ「ボケっと」という言葉は、良い意味で使いたいですね。何もしない時間も大切なので。ボケーっとするの、私は好きです。

 

4.積ん読(つんどく)

この言葉ってかなり昔の言葉で、今はあんまり使われてないですよね。…あれ、でも広辞苑に載ってる。そういえば漢字の変換もすんなりできた。もうお亡くなりになった言葉だと思っていましたけど、違うみたいです、あはは。

 

「積ん読」は、買ってきた本を他のまだ読んでいない本と一緒に読まずに積んでおくことという意味だそうです。皮肉で使われるみたいですけど、洒落ていて響きもかわいくて、無駄に使いたくなります。

 

本を買うだけ買って積ん読して、読んでないのになんとなく読んだ気になってる人、いますよね。私が今そんな状態です。ものすごく興味があって買った本は、すぐ読破しちゃうんですけどね。そうじゃない本はちょっと…ダメです。あ、「翻訳できない世界のことば」は、ちゃんと読みましたよ!

 

本は読まなきゃ意味がないってことで、積ん読は良くない意味で使われてきたんだと思いますけど、積ん読には良い効果があるという意見もあったりして、奥が深いです。

 

うみうしの一言

「翻訳できない世界のことば」は、いろんな国の言語や文化に興味がある人に特におすすめの本です。私は言葉から文化を感じるのが好きなので、お気に入りの1冊になりました。絵本みたいになっているので、読書が好きじゃない人もさくっと読めますよ。

 

イラストレーターの方が書いているので、絵にも注目です。

 

こちらの記事も併せてどうぞ。「翻訳できない世界の言葉」に載っていたドイツ語の言葉について書きました。

 

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